diff --git a/eptexdoc.tex b/eptexdoc.tex index 5955b33..a074b89 100644 --- a/eptexdoc.tex +++ b/eptexdoc.tex @@ -56,7 +56,7 @@ \section{はじめに} \epTeX は,東京大学理学部数学科3年生対象の2007年度の授業「計算数学II」 \footnote{\url{http://ks.ms.u-tokyo.ac.jp/}.}において北川が作成したプログ ラムである.もともとは\pTeX~3.1.10を基盤として,\eTeX~2.2相当の機能や -10進21桁の浮動小数点演算を追加したものであったが,今では次の点が変わっている. +10進21桁の浮動小数点演算を追加したものであったが,今では次の点が変わっている\footnote{本稿も最新版TeX Liveに取り込まれた機能追加・更新に合わせて改訂している.}. \begin{itemize} \item \TeX~Live~2011に取り込まれるにあたり, \eTeX をベースにして,その上に\pTeX 拡張やその他追加機能を載せる方針へと @@ -277,9 +277,10 @@ \section{\eTeX 拡張について} オリジナルの\eTeX と同じ挙動である.すなわち, 引数に$c \geq 256$や$c < 0$を与えると \verb+! Bad character code (256).+ - のようにエラーが出る. + のようにエラーが出る\footnotemark . \end{itemize} + \addtocounter{footnote}{-2} \csitem[\.{iffontchar} ] \begin{itemize} \item 和文フォントの場合: \.{iffontchar} \\ @@ -296,10 +297,12 @@ \section{\eTeX 拡張について} オリジナルの\eTeX と同じ挙動である.すなわち, 引数に$c \geq 256$や$c < 0$を与えると \verb+! Bad character code (256).+ - のようにエラーが出る. + のようにエラーが出る\footnotemark . \end{itemize} \end{cslist} - + \footnotetext{\epTeX~241020 (\upTeX~2.00)以降, + \.{kcatcode}の値が14のときの欧文文字トークンの有効な文字コードの最大値は0x2E7Fであり, + $c \geq 0x2E80$でエラーが出る.} \begin{dangerous} 上記で「和文文字コードとして有効かどうか」は,関数|is_char_kanji|を参照. この関数は内部コードによって異なるため,マクロで実装するのは面倒であるが, @@ -1069,14 +1072,21 @@ \subsection{\.{Uchar}, \.{Ucharcat}プリミティブ} &和文・欧文&\multicolumn{2}{c}{category code}\\\cmidrule(lr){3-4} &&\epTeX&\eupTeX\\ \midrule - 0--31, 33--255&欧文文字トークン&12&12\\ + 0--31, 33--255\footnotemark% + &欧文文字トークン&12&12\\ 32 &欧文文字トークン&10&10\\ 256以上の&和文文字トークン&---(都度取得)&その時の\.{kcatcode}\footnotemark\\ \bottomrule \end{tabular} \end{center} + \addtocounter{footnote}{-2}\stepcounter{footnote} + \footnotetext{\epTeX~241020 (\upTeX~2.00)以降, + \.{kcatcode}の値が14のときの欧文文字トークンの有効な文字コードの最大値は0x2E7F.} + + \stepcounter{footnote} \footnotetext{もし\.{kcatcode}の値が15だったときは,得られる和文文字トークンの \.{kcatcode}は18となる.} + \addtocounter{footnote}{-2} \csitem[\.{Ucharcat} ] 文字コード・カテゴリーコードがそれぞれ, の文字トークンに展開される. @@ -1084,8 +1094,9 @@ \subsection{\.{Uchar}, \.{Ucharcat}プリミティブ} \epTeX では和文文字トークンにはカテゴリーコードの情報は保存されないため, \epTeX の\.{Ucharcat}は欧文文字トークンの生成しかサポートしない. 具体的には, - 指定可能な値はが0--255,が1--4, 6--8, 10--13のみである. + 指定可能な値はが0--255\footnotemark,が1--4, 6--8, 10--13のみである. \end{cslist} + \addtocounter{footnote}{1} \begin{dangerous} \eupTeX では,\.{Ucharcat}で和文文字トークンの生成もサポートしている. @@ -1096,11 +1107,14 @@ \subsection{\.{Uchar}, \.{Ucharcat}プリミティブ} \item が128--255のときは,欧文文字トークン・和文文字トークンの どちらも生成可能である. の指定可能値は1--4, 6--8, 10--13(以上欧文文字トークンを生成), - および16--19(和文文字トークンを生成). + および16--19\footnotemark (和文文字トークンを生成). + \addtocounter{footnote}{-1} \item が256以上のときは,和文文字トークンのみ生成可能である.従って - の指定可能値は16--19. + の指定可能値は16--19\footnotemark . \end{itemize} \end{dangerous} + \footnotetext{\upTeX~1.35以降, + 和文文字トークンを生成する\.{kcatcode}の最大値は20.} \begin{dangerous} \.{Uchar}で和文文字トークンを生成するには,その和文文字コードを 与える必要があるが,その値は内部漢字コードに依るので,