docs: deno_std

content/articles/2024/11/24.md

@@ -7,7 +7,7 @@ categories:
   - news
 date: 2024-11-24
 description: >
-  Deno v2.1.0, Deno v2.1.1
+  Deno v2.1.0, Deno v2.1.1, @std/archiveが削除, @std/[email protected] (retryにisRetriableオプションが実験的に追加), @std/[email protected] (stringifyにおけるカラム名の推論が実験的にサポート)
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 ## Deno v2.1.0
@@ -39,3 +39,45 @@ Deno v2.1.0がリリースされています。
 ### `deno task`
 
 ワークスペースのルートで依存関係のあるタスクが定義されている場合、ワークスペースメンバーではなく常にルートで定義されているタスクが参照されるよう修正されています。
+
+## `deno_std`のリリース
+
+`deno_std`がリリースされています:
+
+- [release-2024.11.22](https://github.com/denoland/std/releases/tag/release-2024.11.22)
+
+### `@std/[email protected]`
+
+[@std/http@1.0.11](https://jsr.io/@std/[email protected])がリリースされています。
+
+#### `@std/http/file-server`
+
+セキュリティに関連する修正が実施されており、もしファイルサーバーを利用されている際はアップデートが推奨されます。
+
+### `@std/archive`が削除
+
+[@std/archive](https://jsr.io/@std/archive)パッケージが削除されました。[@std/tar](https://jsr.io/@std/tar)への移行が推奨されます。
+
+### `@std/[email protected]`
+
+[@std/async@1.0.9](https://jsr.io/@std/[email protected])がリリースされています。
+
+#### `@std/async/unstable-retry`
+
+`@std/async/unstable-retry`が追加されています。基本的には`@std/async/retry`と同様ですが、`isRetriable`オプションによってリトライを行うかどうかを柔軟に判断できる点が異なります。
+
+### `@std/[email protected]`
+
+[@std/csv@1.0.4](https://jsr.io/@std/[email protected])がリリースされています。
+
+#### `@std/csv/unstable-stringify`
+
+`@std/csv/unstable-stringify`が追加されています。`@std/csv/stringify`との違いとして、与えられた配列の最初の要素を元にカラム名を自動で推論してくれます。
+
+### `@std/[email protected]`
+
+[@std/toml@1.0.2](https://jsr.io/@std/[email protected])がリリースされています。
+
+#### `@std/toml/parse`
+
+ポジティブなタイムゾーンオフセットが適切に取り扱われるよう修正が行われています。