Skip to content

Commit

Permalink
Add note about non-free OSS license #36
Browse files Browse the repository at this point in the history
  • Loading branch information
piroor committed Oct 26, 2021
1 parent f88ed9e commit 264ae7f
Showing 1 changed file with 3 additions and 2 deletions.
5 changes: 3 additions & 2 deletions chapters/licenses.md
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -275,9 +275,10 @@ GPLv2においては、そのような例外規定がありません[^gplv2-exce

### オープンソースと自由なソフトウェアの違い

前述の4つの自由をすべて備えたソフトウェアのことを、FSFは「自由なソフトウェア」と呼んでいます。定義の内容から、OSSは自由なソフトウェアの条件を満たしますし、自由なソフトウェアはオープンソースの定義に当てはまると言えます[^free-but-non-oss]
前述の4つの自由をすべて備えたソフトウェアのことを、FSFは「自由なソフトウェア」と呼んでいます。定義の内容から、ほとんどのOSSは自由なソフトウェアの条件を満たします[^oss-but-non-free]し、ほとんどの自由なソフトウェアはオープンソースの定義に当てはまると言えます[^free-but-non-oss]

[^free-but-non-oss]: 「OSIの認定するOSSライセンスが設定された物をOSSと呼ぶ」という厳密な定義に従うと、一覧にないライセンスが適用された物は「OSS」とは呼べないため、あくまで、オープンソースの定義に当てはまるという言い方までに留まります。
[^oss-but-non-free]: 具体例としては、OSIはArtistic License 1.0をOSSライセンスと認定していますが、FSFはこのライセンスを自由なソフトウェアのライセンスとは呼べないとしています。なお、改訂されたArtistic License 2.0であれば、FSFも自由なソフトウェアのライセンスと認めています。
[^free-but-non-oss]: 「OSIの認定するOSSライセンスが設定された物をOSSと呼ぶ」という厳密な定義に従うと、一覧にないライセンスが適用された物は「OSS」とは呼べないため、あくまで、オープンソースの定義に当てはまるという言い方までに留まります。具体例としては、FSFはパブリックドメイン相当のライセンスであるCC0やWTFPLを自由なソフトウェアのライセンスと認めていますが、OSIはこのどちらもOSSライセンスとは認定していません。

オープンソースと自由なソフトウェアは、どちらも「ソースが公開される」点は共通していますが、その*目的*が異なっています。比較しやすいように対置すると、以下のようにまとめられます。

Expand Down

0 comments on commit 264ae7f

Please sign in to comment.